嗚呼花の大学サッカー部(入寮編)
今から遡ること40年前、都立高校のサッカー部でお山の大将であった私、大学サッカー界の名門、国士舘大学体育会サッカー部に入部しました。
後に言われたことですが、「大学に入学するのはそう難しくはないが、サッカー部に入部するのはそれ相応の覚悟がいる」と。
その意味が理解できたのは、入部して1ヶ月が経った頃でした(笑)
今回より不定期ではありますが、当時の記憶を呼び覚まし、多少脚色を交えながら(笑)みなさんにエピソードをお話していきたいと思います。
1983年2月、大学の合格発表後、大学から送られてきた入学手続きに関する書類の中に、希望の部活を記入する欄がありました。
サッカーをするために大学を選んだわけですから、当然ながら「サッカー部」と記入し提出すると、全寮制との文字が目に飛び込んできました、あれっ。
私は、東京都三鷹市に自宅があるので、同じ都内の町田市の練習場には、通いで大丈夫だろうと思い込んでいました。
同年3月末までに入寮することとあり、地元の友人の助けを借りて、軽トラックに荷物を積み、練習場隣接の寮に向かいました。
寮の玄関には、サッカー部と思われる学生のみなさんが、手際よく、荷物を寮内に運んでいました。
「福田裕一と言います」と受付で告げると、「552号室に荷物を運んでください」と言われるのが早いか、体のごっつい学生が、布団袋をひょいと持ち、階段を駆け上がっていきました。
「でっかい人だなぁ〜」が第一印象でした。
後に、その学生が私の部屋の2年生であるT先輩(群馬県出身)であるとは、思いもよりませんでした。
部屋に入ると、3年生のH先輩(埼玉県出身)に温かく迎えて頂き、これから始まる大学サッカー部生活に胸を躍らせ、心が踊りました。
「さぁ〜、順風満帆、これから頑張るぞー」といきたいところですが、そううまくはいきませんよね。
次回は、???の連続で面白エピソード満載の寮生活をお伝えします。