農業と金融　前編 📣コメント有り

「アグリファイナンスという言葉を聞いたことはありますか」

農業　アグリカルチャー（agriculture）
金融　ファイナンス　　（finance）
合わせた言葉で、一言でいうと、
農業に携わる人、会社に対する融資機関の総称といったところでしょうか。

長野市に来て3年目を迎えました。
農業に携わる人、会社などと交流が増えてきて、
国の最重要課題である「農業を含む第一次産業の衰退」という問題に
直面するようになりました。
今回のコラムでは、農業と金融について、
ファイナンシャルプランナーの立場からお話をしたいと思います、

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日本銀行金融機構局が、
アグリファイナンスの現状と課題について、
レポートした資料となります。

私の印象では、
「銀行の銀行」である日本銀行が民間銀行とともに
農林漁業をもっと早くにサポートできなかったのか、
農業金融の現状（6ページ）を見て愕然としました。
少々古いデータとなりますが、
国内銀行・信用金庫の農林漁業 向け貸出金シェア（16/3月末）では、
全産業中、わずか0.2%です
当たり前の話ですが、
会社が日々の業務をこなしていくには、銀行などの金融機関からの
融資が不可欠です。
売上に苦しんでいる会社はもちろん、売上を伸ばしている会社も
資金は必要です。

「資金は会社の血液」
資金がうまく回らなければ、企業は病気になり、利益を生み出す力を失い、
やがては衰退を迎える …。

それでは、農林漁業はどうしているのでしょうか。
「農協などの系統と日本政策金融公庫などの政府系より、
融資を受けているようですが、このあたりが大きな問題ではないでしょうか」

次回のコラムでは、
この問題の現状把握、問題点を把握した上で、
実際の現場と金融機関がどのように問題を解決すべく動いているかを
ご案内していきたいと思います。