パルセイロ観戦記 監督の人事
J3の長野パルセイロは28日、シュタルフ悠紀監督(39)を27日付で解任したと発表した。
「解任」「辞任」「退任」など、呼称はいろいろとありますが、調べてみると、
解任は本人の意思に関わらず強制的に行われるのに対して、辞任は本人の意思によるものであるという違いがあります。 また「退任」は、役員等が 辞めること をいいます。 解任・辞任による場合も退任に当たるほか、 任期満了による辞職も退任に当たります 。
とありました。
次のキャリアを考えると、解任=クビというイメージがあるので、
温情的にあまり使うのを見たことはありませんが、
今回ははっきりとクラブのホームページにアップされていましたね。
今期のパルセイロのホームゲームは、すべて観戦しています。
一時は首位に立つこともあり、選手のパフォーマンスも悪くはなかったですが、
なぜこういう事態になってしまったのでしょうか。
根本的に「チーム」は誰のものなのでしょうか。
所有権など、どこにも存在しないと思いますが、クラブやそれを支えるサポーター、スポンサー、地域の人たちが想いを寄せ、選手、スタッフが期待に応える図式ではないかと思います。
また、チームはクラブの資産であり、その価値を保ち、更に良くしていくのがクラブ全体の仕事と考えています。
Jリーグや天皇杯は、その価値を上げたり下げたりする、最もわかりやすい試金石です。
結果はもちろんですが、選手やスタッフのオン、オフザピッチの振る舞いも価値に影響することは、間違いありません。
20年前以上、ヴェルディの広報で仕事をしている時に、
当時の親会社であった、読売新聞社、日本テレビより、
出向で来ている先輩方によく言われたことがあります。
「ひとりでもいれば言われるあの会社」
トップチームの選手やスタッフはもちろんのこと、
クラブフロント、下部組織(アカデミー)の選手、スタッフ、保護者のみなさん、一人ひとりが「看板」を背負っているのだと。
良いことはなかなか伝わりにくいですが、悪いことは瞬く間に広がります。
Jリーグ戦はまだまだ続きます。
新体制の元、パルセイロの巻き返しに大いに期待します。
最後となりましたが、
シュタルフ監督、ありがとうございました。