リアルマネートレード
「リアルマネートレードが犯罪の温床に」
リアルマネートレーディング(Real Money Trading)、
通称RMTとは、オンラインゲームやスマホアプリの
アカウント、キャラクター、アイテム、ゲーム内の仮想通貨などを
現実の通貨(リアルマネー:法定通貨)で売買する経済行為を指す、
とあります。
「人気のオンラインゲームですぐに強くなりたい」
人間の心理を巧みに使い、ゲーム内通貨を現金で取引する、
まさにマネーロンダリングも含め、犯罪の温床になりかねませんね。
また、法的な規制もなく、
取り締まるのが難しいという問題点もあります。
「たかがゲーム、されどゲーム」
ゲーム内で優位に立ちたいというユーザーの強い欲が、
こうした状況を引き起こしている。
時間とお金がなければ、ゲーム内での成長、
より良いアイテムやレアアイテムの入手が困難という傾向があり、
さらに助長されています。
小学生がゲームを10時間以上も継続して行っている、
より良いアイテムをゲットするために大金を使ってしまった、
無料プレイのつもりがどんどんのめり込んでしまい、
有料プレイとなってしまった、など
社会問題にも発展している話を耳にします。
「現実逃避」
現実の世界から仮想の世界(ゲーム)に身を投じ、
現実の世界では味わえない体験をしたい、ということもあるでしょう。
わからないでもありませんが、お金が関わってくると、
そういう訳にはいきません。
ここで問題なのは、
RMTが、現実の通貨(リアルマネー:法定通貨)と交換することにより、
ギャンブル性が強くなり、ゲーム内のアプリなどに依存してしまうことです。
小学生に人気の「ポケモンカード」は5枚で180円、単価にすると1枚あたり36円です。
レアカードになると、数千円から数万円するカードもあるそうです。
限度を過ぎると大きな痛手となります。