令和の米騒動
「メディアに踊らされている!?」
人間の心理として、普段、いつでも手に入るものが、
何らかの事情で品薄になると、不安な状態となり、
それが続くと、周りの環境も相まって社会現象となります。
トイレットペーパーはなぜ消えた? | NHK | WEB特集
【NHK】オイルショックの際トイレットペーパーが全国から消えた発端とされる店が大阪にある。なぜ消えたのか?当時を知る人を訪ねると…
過去には、トイレットペーパーが店頭からなくなる、
という騒動もありました。
しかしながら、この手の騒動は、誤った情報が世に流れ、
そのことでストレスが引き起こす2次、3次的な行動心理かと考えます。
近年ではコロナ禍にマスクが品薄になるという事が起き、
一時は価格も高騰しましたが、生産ラインが落ち着くと、
騒動もいつの間にか収束を迎えています。
話を元に戻すと、
今回の「米騒動」はどういったことなのでしょうか。
一昨日、私の東京の実家やかつての会社の同僚から、
「スーパーを何件かはしごで回ったけど、お米が全く無い」
という連絡が入りました。
現在、長野県下の水田地帯は稲が青々育ち、これから稲穂が垂れ、
9月〜10月にかけて収穫の時期を迎えます。
お米が足りないということは、昨年の収穫量が例年に比べて、
少なかったのでしょうか。
農林水産省によると、毎年200万トン近くの収穫が、
今年は、156万トンの収穫とのこと。
需要が供給を上回ると、このような事態となりますが、
今回の米騒動は、
・安価米の不足によりスーパーに出回る米の不足
・南海トラフ地震の臨時情報による備蓄
・米の需要が前年比率を上回る
といったところが原因とされています。
しかしながら前述した通り、
9月中旬ころには新米も出回るので、この騒動は一旦は収まることでしょう。
大切なのは、メディアの情報に惑わされず、
自身の情報収集に基づいた
迅速かつ正確な判断かと思います。