🆕 銀行ってなに!? 後編

「金本位制度から管理通貨制度へ」
国の経済成長に伴って、
通貨の発行量が保有する金の量で決まる「金本位制度」より、
通貨の発行量を増やし、さらなる経済成長を目指す「管理通貨制度」
に移行していきました。
金は無限ではなく有限の物質です。
日本でも昭和17年に金本位制から管理通貨制に変わりました。
通貨の量が減ってしまい、経済の成長を停滞させるわけには
いかなかったんですね。
その背景にあるのは「戦争」です。
昭和17年というと、大東亜戦争(第二次世界大戦)の真っ只中です。
どうしても軍事費にお金を取られるために、
国内の経済を妨げるわけにはいかなかったために
通貨の量を増やしました*
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しかしながら、通貨の量を制限なく発行してしまうと、
たちまちインフレを引き起こします。
海外ニュースで、札束を何十と持って、
パンを購入する映像を観たことがある人も多いことでしょう。
ここで登場するのが、各国の中央銀行です。
日本では、日本銀行(日銀)となります。
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日銀は、物価の安定と金融システムの安定を図るために、
様々な業務を行っています。
また、金融機関(民間の銀行など)の当座預金を受け入れたり、
貸出や有価証券の売買などを行う役割もあります。
「銀行の銀行」と言われるのは、その役割からです。
もうひとつ、日銀には、
国(政府)の借金である「国債」を買い上げる役割もあります。
ただし、直接、政府から買い上げるのではなく、
一般の銀行や私たちが買った国債を買い上げて、同じだけのお金を発行します。
少し複雑なように思えますが、こうすることによって、
政府が国債を発行するのを抑えています。
*戦争中、国債も多く発行され、インフレが起きました。
次回は、国債についてご案内します。