once a week

オリンピックチームを見守りください!

「サッカーの試合は毎日できません」

7月31日現在、
パリオリンピックのサッカー競技では、
男子、グループリーグ3連勝で決勝トーナメント(ノックアウトステージ)進出。
女子、グループリーグ1勝1敗、8/1ナイジェリア戦の結果で決勝トーナメントへ。

男女とも短期決戦(7月24日〜8月10日)の総力戦となりますが、
18人登録(22人の帯同メンバーから)で最大6試合をするのは、
選手のコンディションを全く考慮していませんね。
3日に1試合の計算となります。
所属チームは選手に怪我でもされてしまったら、リーグ開幕前に
大変なことになります。頭の痛いところです。

以前、サッカーの仕事をしていた時に、
あるブラジル人監督から、
「代表に行ってほしくない、怪我ばかりでなく、戦術面なども理解しがたい」
と言われたことがあります。
代表(ブラジルでは、セレソン)に選ばれることは名誉であり、
選手としても市場価値は上がりますが、
所属クラブにとってはたまったものではありません。

どうしてなのでしょうか!?
それは、
「選手たちのお給料を払っているのは所属クラブだからです笑」
今はわかりませんが、代表の試合や練習で怪我をしてしまっても
治療費の支払いは、所属クラブや選手個人でした。

今回の男子オリンピック代表チームは、
U(アンダー)23歳の選手たちで構成されていますが、
オーバーエイジ(年齢制限無し)枠も3選手ありました。
所属クラブが選手派遣に難色を示したのか、
チーム戦術上の問題なのか、
わかりませんが、今回は招集していません。

今の代表選手は、
チャーター便、ビジネスクラス以上で移動、一流ホテルに宿泊し、専属のシェフが
帯同するといったスケジュールです。
ドクターやトレーナーも含めたメディカルスタッフも充実していることでしょう。

しかしながら、プレイするのは生身の選手です。
怪我なく、良い成績を収めて欲しいと願っております。

ALLEZ JAPON!

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