外貨預金 後編

「米ドルは強かった!」

私の生まれ育った東京都のM市に隣接するF市に
インターナショナルスクールがありました。

外国人だけでなく、帰国子女なども通っており、
共通の友人を通して、スクールの敷地内や周辺の公園で
よく遊んでいました。
スクールの校門近くに「駄菓子屋さん」があり、
そのお店では、昭和50年(1975年)当時、
何と、米ドルも使うこともできたのです。

アメリカの軍施設などは、
治外法権で日本国ではありませんので、理解できますが、
その駄菓子屋さんは、かなり柔軟な対応を取っていたのですね。
当時のレートは、1米ドル=304円です。

一通り遊んだ後に、駄菓子屋さんで
飲み食いをするのを楽しみにしていましたが、
外国人や友達の帰国子女たちは、
1米ドル紙幣でジュースやお菓子を大量に購入していました。
私たちはと言うと、100円硬貨を握りしめ、
少しのお菓子しか購入することができませんでした笑

小学校6年生位の時期だったと記憶していますが、
「アメリカのお金は強いんだなー」と感じていました。

これから先も円安ドル高が進み、
その都度、為替介入をして、
その場しのぎで、いくらか持ち直しても
将来の為替レートの安定には程遠いですね。

時代は違いますが、
1950年、1米ドル=360円からスタートし、
その後、日本は高度成長期を迎え、
急激に円高ドル安が進みました。
為替は不安という概念だけではなく、
リスクヘッジしていくことも重要です。

円と米ドル、円と外貨を併用することは、ごく自然なことで、
すでにその先には暗号資産などの流れも押し寄せています。

「やるかやらないかではなく、始めるのはいつからなのか」
みなさん次第です!

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