追加利上げ 後編
「すべて連動している」
以前のコラムで、
「風が吹けば桶屋が儲かる」という例えで、
金融経済を論じたことがあります。
日銀の追加利上げ観測で進む円高と
円高に連動した株価の急落というレポートをご覧ください。
連日のように、日経平均株価の下落が伝えられています。
前編では、
企業や個人が借り入れを控え、設備投資を抑えたり、
個人消費が下がったりし、市場経済が衰退することを
「追加利上げ」は目的とする、
とご案内しました。
みなさん、いかがでしょうか。
ここ数日、急速な円高、株価の急落が起きていませんか。
日銀が利上げを発表したのは、先月末です。
まだ1週間しか経っていません。
日銀の狙い通りですね。
私たちの影響として、
住宅ローンの変動金利が上がったり、
iDeCoやNISA、日本株は下がったりしていませんか。
さらに追い打ちをかけるように、
9月にFRB(連邦準備制度理事会)が利下げを実施すると、
円高が進み、日経平均株価も下がることでしょう。
先を見越しての対策が必要ですが、
「一喜一憂」しないことも肝要です。
時間の長さと金利を味方につける、
株式投資の鉄則です。
「果報は寝て待て」
どこまで我慢できるでしょうか。