医療保険について考える 後編

「みんなが加入しているという安心感」

民間の医療保険の加入率は、
全年代平均で7割を超えているというデータがあります。

あくまでもデータに過ぎませんが、
果たして加入していると安心感があるのでしょうか。
具体的に見てみましょう。

59歳男性、健康体、非喫煙者

30歳時に民間の医療保険に加入、
60歳まで保険料を払込み、
月々の保険料は3,000円。
保険期間は一生涯(終身)
一日の入院日額は初日から5,000円、
手術は内容によって入院日額の5〜40倍。

60歳までに払込む保険料は、
3,000円X12ヶ月X30年
トータルで108万円の保険料の支払いとなります。
入院日額は一日5,000円なので、
生涯で216日間、入院すれば、保険料の元は取れます。

しかしながら、この男性、
30歳で医療保険に加入してから一日も入院したことがなく、
コロナ禍においても一度も罹患しませんでした。

もうおわかりですね笑
この男性、何を隠そう、私本人です。

来年60歳を迎えるので、保険料の支払いもあとわずか。
このまま、この医療保険を継続しようと思いますが、
果たして、30歳のときの私の判断は正しかったのでしょうか!?

この先、何があるかわかりませんが、
最近では、医療技術の進歩などもあり、
入院日数が極端に少なくなり、
がんなど、大病をしても2週間程度で退院して、
通院で治療するケースも少なくありません。

また、インターネットなどの普及により、
自分で病気と真摯に向き合い、
入院せずに自分の治療方法を見つけていく方法もあります。
次回は、特別編として、
医療保険〜三大疾病編をお届けします。

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