女子サッカー今昔物語〜お給料編(後編)

「プロ選手である以上、報酬は重要です」

 貢献=報酬
以前勤務していた会社で教わった言葉です。

女子サッカー選手の年俸や制度について、わかりやすく紹介されていました。
現在のWEリーガーの最低年俸は270万円と設定されているようです。

ここから、税金や社会保険料などを除いた所得で、自分が自由に使える手取り収入、いわゆる可処分所得となると、月々10数万円でしょう。

チームのために貢献している報酬としては少なすぎますね。

将来、WEリーガーを目指している女子サッカー選手のモチベーションもつながってきますので、WEリーグ、各クラブは早急に改善すべきことです。

紹介されていたページには、アメリカの女子サッカー選手の個人スポンサーについて触れていましたが、日本の女子サッカー人気と比例していくことなので、なかなかスポンサードは厳しいかと思います。

報酬がアップすることが一番ですが、別の形で選手たちをサポートすることはできないでしょうか。

例えば、各クラブのスポンサーの中には、様々な業種の会社があると思います。食品、医療、不動産、金融会社や飲食店などもあることでしょう。その会社や店舗での商品を無償提供することもスポンサードの一環であると。

可処分所得で最も支出が多いのは家賃などの住居費です。クラブが不動産会社や住宅メーカーと共同して、選手寮を準備し、プロ選手に必要な栄養面では、食品会社や飲食店などが食事を提供する。無償でなくても割引でも構わないかと思います。

日本の女子プロスポーツで高額な報酬を受けているのは、ゴルフやテニス、卓球などの個人スポーツです。
彼女たちのように輝く日が、女子サッカー界にも訪れて欲しいです。

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