教え子を訪ねて三千里〜市川編

今回よりスタートする新企画です。

読売サッカークラブからヴェルディ時代に下部組織(アカデミー)コーチとして担当させて頂いた、教え子たち(スクール、ジュニアからベレーザ)、フロントの広報から営業にかけて携わった、トップチームの選手たちを訪ねて旧交を深める企画です。

教え子たちなどと呼ぶのはおこがましいですが、共によみうりランドで汗を流した、ランドボーイズ、ガールズたちにご注目してください。

また、広報時代、トップチーム選手たちの遠征に帯同しての珍道中もお楽しみ頂けるかと思います。

記憶を呼び覚まし、当時の写真なども盛り込みながらご紹介していきます。


第1回目のご紹介は、安田弘造さん(46歳)、現在は、千葉県市川市で「手打ち蕎麦安田」を経営されています。

安田さんとの出会いは、彼が小学校6年生の時です。年代別の日本代表に選出、世界大会でも活躍されて、読売サッカークラブのジュニアユースチームのセレクションに合格、よみうりランドでの初練習でした。

千葉の市川より電車を乗り継ぎ、よみうりランドまで通うこと、2時間あまり。練習開始時にはくたくた、小学生の体力ではさぞかし辛かったことでしょう。

これから3年間、通えるかどうか、不安もあったでしょうが、その不安を吹き飛ばすかのように、中学2年生でレギュラーを獲得すると、左利きのサイドプレーヤーとして高円宮杯、クラブジュニアユース大会で大活躍し、世代別の日本代表にも招集されることになりました。

中学校3年生時にはクラブジュニアユースの全国大会で見事優勝(写真、中列右から3番目)ユースでの活躍も期待されましたが、諸事情があり、残念ながらユースを退団。

その後は、ヨーロッパに渡り、フランスやセルビアなどのプロリーグに参加、現役を続けました。

帰国後、修業を重ね、地元市川でお蕎麦屋さんを立ち上げ、10年以上たった今は、人気店までとなりました。

数年前、Facebookでつながり、先日、30年ぶりに再会を果たすことができました。当日は、お店を手伝う奥様や息子さん(アルバイト)にもお会いすることができ、15歳の息子さんは安田さんの若い頃いそっくり笑

お店はお昼の忙しい時間帯でゆっくり話をすることはできませんでしたが、退店近くとなり、彼のご両親も偶然お店に見えて、ご挨拶することができました。

次回は夜の部でゆっくり旧交を深めていきたいと思います。

「ヤス、お蕎麦美味しかったよ、ありがとう!!」

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