キャッシュレス決済(中編)
「カード払いは使いすぎてしまうので、私は現金主義です」
という声をよく耳にしますね。
クレジットカードなどで買い物をすると、カード会社が代金を立て替え、後日、登録されている銀行口座より、引き落としがかかります。
毎月一定額を支払うリボ払いだと、手数料がかかり、購入時の代金より多く支払うことになります。
また、カード情報が流失したり、悪用される危険性もあります。
使いすぎが心配ということであれば、あらかじめ現金を入金(チャージ)しておく、プリベイドカードやデビットカードのように登録している銀行口座からの即時引き落としにしておけば、リスクは回避できるかと思います。
それでもなお現金による決済が多いのはなぜでしょうか。
日本人の多くは、現金決済に慣れていて、その使い勝手や管理方法がしやすいことをあげています。
しかしながら、現金を所持、持ち歩くことの危険性やキャッシュレス決済の利便性などを理解しないまま、現金主義を貫くことは、経済活性化のスピードを妨げることにもなります。
お隣の国、韓国では、キャッシュレス決済の普及率が95%以上とも言われています。
日本は前編でもお伝えした通り、30%を少し超えたくらいです。
この差はどこから出たのでしょうか。
キャッシュレス決済の法令整備なども進めていかなければなりませんが、次回後編では、これからのキャッシュレス決済についてお話したいと思います。