パルセイロ観戦記1
仕事の関係で、大阪より長野市にやって来たのが、一昨年の10月、すでに厳しい冬を2回越しました。
この街には、Jリーグチームの「長野パルセイロ」があります。
パルセイロとは、ポルトガル語でパートナーの意味。
前任地大阪、その前の名古屋、生まれ故郷の東京にもJリーグのチームはありますが、
地域密着という意味で、パルセイロは、非常に適しています。
今回より、「おらが街のチーム、パルセイロ」の観戦記をコラムにしたいと思います。
記念すべき第1回目は、「信州ダービー」です。
コラム執筆のきっかけは、仕事のパートナーに誘われて、十数年ぶりにJリーグの試合を観戦したことです。恥ずかしながらヴェルディを離れてから「生観戦」するのは久しぶりでした。
パルセイロが誇る「南長野運動公園総合球技場」通称、Uスタジアムに足を運ぶこと、今期4回にもなっています。
その間、教え子の星川監督率いるYSCC、広報時代、選手だった米山監督率いるカマタマーレ讃岐の試合もありました。
サポーターと選手が一体となって繰り広げられる試合は最高ですね。
前置きが長くなりましたが、信州ダービーというのは、同じ長野県松本市を本拠地とする、松本山雅との対戦です。
昨年のダービーもUスタジアムで観戦しましたが、今回は山雅ホームの「松本平広域公園総合球技場」通称、サンプロアルウィンでの天皇杯長野県予選決勝戦です。
GW最後の日曜日、雨が降りしきる中、試合は白熱した好ゲームとなり、延長線でも決着がつかず、PK戦にもつれ込みました。
山雅は2人目の選手がパルセイロGKにストップされ、結果PK5-4でパルセイロが勝利、本大会に駒を進めました。
まさにダービー、長野市と松本市の歴史的背景もあり、応援合戦やブーイングなど、雨の中を感じさせない両チームの奮闘に心を打たれました。
以前、ヴェルディでイタリアに遠征した際、イタリア人から「イタリア人は生まれ故郷のサッカーチームを生涯愛す」と聞いたことがあります。
長野県の両チームのサポーターには、まさにそのことを感じさせられました。
次回13日は、信州ダービーの第2幕、パルセイロのホームでリーグ戦です。
またコラムをお届けします。