Jリーグ30周年記念特別コラム(中編)

当時のフロント先輩で、私の指導にあたってくれた白井さん(写真左)今は東京の戸越銀座で百番という中華料理屋さんを経営されています。
右は、長田さん。
当時ヴェルディのスポンサー企業を紹介して頂いた、広告代理店の社長さんです。

1986年に、ヴェルディ前身である、読売サッカークラブにスクール、ジュニア(小学生)のコーチとして入団し、
その後、ジュニアユース(中学生)、ベレーザ(女子)のチームを担当し、
1996年1月にクラブフロントの広報宣伝部に配属されました。

フロント業務未経験で、右も左も分からない私にとって、広報宣伝部の仕事は、毎日が勉強で新鮮なことばかりでした。

最初の仕事は、2月から始まる宮崎でのキャンプイン、チームは約2週間の予定でシーズンに備えます。
監督は、加藤久さん、いろいろと勉強させていただきました(笑)

キャンプでの一日のスケジュールは、午前午後の練習に加えて、宿泊先のホテルで行われるミーティングなどですが、
広報の仕事は、毎日の練習の内容や選手、監督コメントを東京のクラブハウスに送ることです。
当時はインターネットやメールが普及しておらず、電話やFAXで送った記憶があります。

とここまでは、日常のキャンプ風景ですが、ある日、一生忘れられないイベントがありました。

「始球式」みなさんご存知ですよね。
当時、キャンプ地である宮崎総合運動公園の陸上競技場の隣では、読売ジャイアンツがキャンプを張っていました。
そうです、巨人軍です。

サッカー、野球双方の監督がお互いのオープン戦(サッカーは、プレシーズンマッチ)で始球式を行おうということになったのです。

ジャイアンツの監督は、ミスターこと長嶋茂雄さんです。
そのアテンドを仰せつかったのが、広報のなんと、私でした。

次回は、その始球式の爆笑エピソードをお送りします。

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