医療と健康保険
「みなさんと一緒に考えたい。医療と健康保険の問題です」
本日(1/20)の日本経済新聞の全面広告です。
健康保険組合連合会(けんぽれん)が広告主です。
その広告に興味深い問題文がありましたので、
一部抜粋して紹介させて頂きます。
2025年社会一般共通テストと題し、
科目:社会問題2025[医療・健康保険]として、
先週末に行われた大学の共通テストを意識したものです。
第1問
次の文章の( )内に入る数字と言葉を埋めてください。
日本全体の医療費のうち、約( )割が75歳以上の高齢者の医療費です。
自己負担を除いた高齢者の医療費の内訳は、
約1割が( )、
約4割が( )、
約5割が( )です。
現在の日本の医療費は毎年( )円規模で増加しており、
それを支える健康保険制度の崩壊が心配されています。
いかがでしょうか。
順番に解答すると、
4/高齢者の負担/現役世代の負担/税金/1兆
となります。
世界に誇る「国民皆保険制度」が超高齢化社会とともに、
崩壊しかけているということです。
また、紙面では、
2022年度の医療費総額は約47兆円、そのうちの4割の約18兆円が、
75歳以上の高齢者の医療費であると掲載されています。
3年前のデータなので、現在ではもっと負担が多いことでしょう。
出典は、厚生労働省の2022年度、国民医療費の概況からです。
日本の医療は税金と現役世代によって支えられていますが、
今後少子化に相まって、税収も現役世代も激減します。
この医療費の危機的状況に私たちに何ができるのでしょうか。
自分の健康の守り方を知ろう、正しいセルフメディケーション!