社会保険料 中編

「4月から6月までは残業しない方がいいの!?」

給与所得のサラリーマンのみなさんは、
このような話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

みなさんは給与明細を詳しく見たことがありますか。
今は、明細書が紙ではなく、
データが携帯電話やパソコンに送られてくることが多くなりました。

額面と手取り
明細を確認すると「総支給額」と「差引支給額」が記載されています。
総支給額はいわゆる額面と呼ばれ、基本給の他、
家族、通勤、住宅、役職、残業手当などをトータルしたものです。
この総支給額より、所得税、住民税と健康保険料や厚生年金保険料、
雇用保険料、介護保険料(40歳以上)などの社会保険料を差し引いたものを
差引支給額、いわゆる手取りと読んでいます。

ここまではご存知の方が多いかと思います。

前編でお伝えした通り、社会保険料は「労使折半」ですが、
負担額が年々増えています。
では、その社会保険料を決定する基準は!?

標準報酬月額
聞き慣れないですが、とても重要なワードです。
標準報酬月額とは、
・社会保険料
・傷病手当金
・出産手当金など
計算するもととなる金額のことです。
さらに詳しくお話すると、
区切りよく幅を持たせた標準月額ごとに等級と標準報酬月額が
設定されています。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r5/ippan/r50213tokyo.pdf

では、標準報酬月額の決め方とは!?
4月から6月までの残業にも関わってくることなので、
次回は、そのあたりもご案内しますね。

目次