社会保険料 子育て政策編
「子育て政策の財源が、健康保険料の引き上げ!?」
政府が、子育て政策の財源として、
健康保険料の引き上げを検討しているという情報が入ってきました。
子育て政策の為に「健康保険料」引き上げる大問題
3月末に公表された政府のこども・子育て政策には、数兆円の財源が必要であり、その大枠は、6月の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)までに示される予定だ。4…
とんでもない筋違いのことです。
社会保険料については、これまで3回にわたって、
お伝えしてきました。
社会保険料のひとつである「健康保険料」は、
税金ではありません。
子育て支援のための財源を、税金で準備することを
否定はしませんが、健康保険料とは全く性質が異なるものです。
医療保険制度は、将来のための医療費支出を
国民あるいは加入者でカバーしていくものです。
私ごとで恐縮しますが、
ここ十数年で健康保険証を使ったのは、
耳鼻科で花粉症の薬を調合してもらったことと、
歯のメンテナンスで歯医者さんに通ったくらいです。
大半の方が私のような状況かと思います。
少子化対策と高齢化社会への準備は、
国の財政面で大きな課題となっています。
すでに、この問題は同時にスタートし、
現在進行形です。
その負担を、国民全体に納税というカードでしか、
解決できないのでしょうか。
私たちの負担は増えるばかりですが、
収入は横ばいはおろか、減少しています。
政府は、それらの財源について、
真剣に議論し、国民に納得できる説明をしているとは
考えにくいです。
政府が私たちに何かをしてくれるのではなく、
私たちが政府に何かを起こさないといけない時期に来ています。