キャッシュレス決済(後編)
「経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指し、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいる」
なぜ、国はキャッシュレス化を進めているのでしょうか。
・人手不足の解消
・現金決済による経費削減
・訪日外国人への対応
といったところでしょうか。
人手不足の解消というのは、キャッシュレス化に向け理解できますが、意外と知られていないのが、現金決済による経費削減です。
これは、ATMの設置や運営などによるもので、年間莫大な経費がかかっています。
以前、サッカーの仕事をしている時に、ブラジル人選手から通訳を通して、「日本は至るところにお金が落ちている」と言われたことがあります。
最初は何を言っているのか、わかりませんでしたが、銀行など金融機関が設置しているATMのことだったんですね。
治安の良い日本では、いつでもどこでも簡単に現金を手に入れることができます。
ブラジルでは考えられない光景だったんですね。ちなみにジュースやたばこなどの自動販売機もないそうです(笑)
無人販売所などありえない世界ということになりますね。
最後の訪日外国人の対応はコロナ緩和に伴い、急ピッチで進めていかなくてはなりません。
CMにもありましたが、キャッシュレス対応ができない店舗は、「じゃぁ、いいです」と言われても仕方ありませんね。
消費者側から見ると、現金を持ち歩かなくてもいいし、支払いもスムーズにでき、ポイントも貯まる。いつ、何を購入したかという履歴も残ります。
使い方さえ間違わなければ、メリットは大きいでしょう。
次回は、ブログを見ていただいている方からの質問にお答えする、Q&A方式でご紹介します。