今さら聞けないお金の話 日経平均株価とは(中編)

「本日の日経平均は、33,018.65円(6月13日)で前日に比べて…」
という報道をよく耳にしますね。

1ドルいくらという為替と並んで、毎日アップデートされています。

前編では、株価ということをご案内しました。
株価とは、会社の発行する株の値段のことです。

では、どうして株価というのは、毎日変動するのでしょうか。
一概に言うことはできませんが、

「その会社の株を買う人の方が多ければ上がり、売る人の方が多ければ下がる」
シンプルに考えるとこうなります。

買う人と売る人の判断基準も様々ですが、この先の景気がどうなるか、円高円安などの外的な要因やその会社の業績などの内的な要因などもありますね。

近年では、ESG投資と呼ばれ、
その会社の

・Environment(環境)
・Social(社会性)
・Governance(企業統治)

に対して取り組む姿勢なども投資家の判断基準となっています。

一方、社会に与える影響はどうでしょうか。
日経株価の平均が上がれば、株主側、企業側に双方のメリットがあります。
株主は配当が上がり、企業は優秀な人材や資金が集まり、新規事業や事業拡大などを容易にしていきます。
まさにWin-Winの関係ですね。
企業の従業員も給与やボーナスが上がり、経済生活が活発となるでしょう。

よく言われていることですが、バブル景気真っ只中の
1989年12月、日経平均株価は38,957円まで上昇しました。
私ごとですが、当時社会人3年目でバブルの恩恵を受けた世代です(笑)

一方、リーマンショックの影響を受けた2008年10月には株価は6,994円まで下降し、多くの方の生活に不自由が生じました。

次回の後編では、この先、日経平均株価が日本経済に与える影響、私たちの日々の生活がどのように変化していくかをお話していきます。

キーワード
・ESG投資
・バブル景気
・リーマンショック

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