社会保険料 前編

「給与天引きからの社会保険料の負担が大きすぎる」

世間でよく聞かれる話です。

・そもそも社会保険とは!?
・その社会保険料を決定する指針となるものは!?
・標準報酬月額とは何ですか!?

今さら聞けないお金の話として、
今回は、社会保険料をご案内します。

社会保険とは、
健康保険と厚生年金保険の総称です。
4月より社会人となったフレッシュマンを含め、
法人企業に勤める正社員や役員等が加入する保険です。

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前々回のコラム「確定拠出年金」では、
厚生年金保険の仕組みや役割についてお話しました。
厚生年金保険料は健康保険に比べ、高額となります。
仕組みや役割をいくら説明しても、手取りの収入が少なくなることから、
社会保険の加入義務について疑問視する声も少なくありません。

そもそも厚生年金保険料は、「労使折半」が原則で、
労働者と使用者が半分ずつ負担しています。
仮に月3万円の厚生年金保険料ですと、
労働者と使用者は1万5千円ずつの負担となります。

自営業者などが加入する国民年金保険料(今年度4月より1万6千980円)に比べ、
将来の老齢年金額や万一の遺族、障害年金額などが充実しているということで、
高額の負担はやむを得ないと考えるべきなのでしょうか。

「給与所得と事業所得」のコラムで触れましたが、
給与所得は安定した収入というメリットはありますが、
給与を上げるということはすぐには難しいですね。

次回は、
社会保険料を決定する指針となるもの、
4月から6月にかけて残業は控えた方がいいと言われるのは、
なぜなんだろうという疑問に対してご案内していきます。

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