貯蓄から投資へ 前編
「一億総株主」
岸田内閣が掲げたスローガンです。
本コラムでも何度もお話してきましたが、
日本人の個人金融資産と言われている、2,000兆円を
貯蓄から投資に回して欲しいという政府の方針です。
2022年6月、日本経済新聞によると、
投資信託などで日本人が日本株に投資している額は280億円、
一方で海外株に投資している額は、約300倍の8兆3,000億円という
データが出ています。
このことは、何を意味するのでしょうか。
iDeCoやNISAで税制優遇を受けているのにもかかわらず、
海外のインデックスファンドに日本人のお金が
流れているということです。
海外株を購入しているのは、日本人で
日本株を購入しているのは、日本銀行やGPIF、
歪な投資現象が起きています。
それでは投資はどんなものにしたら良いのでしょうか。
EMG投資やSDGs、
テーマ別に、カーボンニュートラル、AI、サイバーセキュリティ、
フィンテック、DXなど考えてもいいですが、旬が短いです。
また、石油や天然ガスといったエネルギー資源、
金やプラチナなどの貴金属、
とうもろこし、大豆、砂糖、コーヒーなどの食物への投資もありますが、
先物取引という印象があり、不安ですよね。
今回のコラムでは、
投資はするべきかどうか、
するのであれば、何がいいのかを
中編以降で詳しくお伝えしていきます。