仮想通貨 後編

「通貨というよりは、どちらかと言えば資産です」

みなさん、
トレーディングカードはご存知でしょうか。
そうです、遊戯王、ポケモン、ワンピースなど、
収集(コレクション)、交換(トレード)を目的とした
鑑賞もしくはゲーム用のカードのことです。

13日、とんでもないニュースが入ってきました。
1枚500万円相当の遊戯王のカードが盗まれたとのことです。
本来の価格は、カード袋1枚あたり158円の定価で、
原価は3〜4円といったところでしょうか。
物凄い価値となりますね。
コレクター間の評価ですから、価値があると認めた場合は、
高値で取引されます。

これを仮想通貨に当てはめると、
価値を認めた場合、1ビットコインが数百万円となり、
一夜にして暴落することもあります。
通貨ですと、その国や中央銀行が介在しているので、
可能性としてゼロではないですが、
先進国での大暴落は少ないですね。

今回のようにカードが盗難されたのは、実物が存在するからです。
仮想通貨はデジタル通貨とも呼ばれている通り、
インターネット上のみで取引されます。
また、ブロックチェーン技術により、その持ち主や売買などが
履歴として残り、簡単に不正ができないような仕組みとなっています。

ただし、IMF(国際通貨基金)などでは、

法定通貨としては反対の姿勢を取っています。
中国も暗号資産での取引を厳しく規制する法案を出しています。

仮想通貨の多様性は無限大にあるものの、
その扱いにはまだまだ慎重になっているのが現状です。

当たり前のように、
お給料を円でもらい、
日常生活にかかる費用を円で決済し、
預貯金、投資なども全て円で行なうことは、
分岐点にきているでしょうね。

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