PK合戦
なでしこ、ブラジルにPK合戦で敗れる
「通算成績は何勝何敗!?」
10日、米国で行われている国際大会で、
なでしこジャパンは、ブラジルに1-1のスコアから、
PK合戦に臨み、0-3で敗れました。
キッカー3人が連続で失敗してしまうという内容でした。
記憶を辿ってみると、
2022年のワールドカップの決勝戦、
アルゼンチンとフランスの一戦も
PK合戦でアルゼンチンが勝利。
われらが日本代表も同大会ベスト16で、
クロアチアにPK合戦で敗れています。
「PKは運だから、対処の方法がない」
本当にそうなのでしょうか。
サッカーコーチ時代、地域から全国大会まで
数多くのPK合戦を経験しました。
おそらく通算成績は勝ち負け五分五分だったかと
記憶しています。
PK合戦に入る前に、僅かな時間ではありますが、
コーチは、自チームの選手にアドバイスを
与えることができます。
プロ同士の試合などでは、分業制になっているので、
GKコーチがGKに直接指示をしている姿もよく目にします。
どんなことを言っているのでしょうか笑
まずは、PK合戦の順番を決めます。
PK合戦が濃厚となる時間帯に入ってから決めるコーチも
いますが、普段の練習から大まかに決めていることが多いですね。
技術的なアドバイスをすることはほとんどありません。
私がコーチの時に行なっていたのは、
「蹴るコースを決めて思い切り振り抜くだけ」
「相手のGKの動きもよく見るように」
「練習で蹴っているコースで迷うな」
など、
GKには、専門ではありませんが、
「最初から動くな」
「右なら右だけにやまをはれ」
「自分の得意なセービングの方向だけで良い」
今から思えば見無茶苦茶なアドバイスをしていましたね笑
代表国同士の試合では、分析担当の腕の見せ所ですね。