自然災害と火災保険
9月からは台風のシーズンともいわれています。近年の異常気象により、全国各地で様々な自然災害がもたらす甚大な被害が起きています。記憶に新しいところでは、2019年台風19号により発生した千曲川氾濫による、人的被害と住家被害がありました。人的なところでは、死者5人を含む、重軽傷者149人、住家被害は、全壊から床下浸水まで含めると8,952世帯までに及びました。3年目を迎えた今でも被災地では、大きな影響を残しています。
ここでは、住家被害について、お話させて頂きます。人生の中で、住家すなわちマイホームは最大の買い物であり、資産となります。その資産が、自然災害などにより、価値や存在を失ってしまうのは、大きな問題です。それではどのようにしたらよいのでしょうか。
みなさんは、火災保険の特徴を正しく理解されていますか。火災ということは、火事の場合しか補償されないのではないかと勘違いされている方もいらっしゃいます。ここでは「カバトタラコ」という標語に置き換えて、補償内容を説明します。火災(カ)爆発(バ)盗難(ト)台風(タ)落雷(ラ)洪水(コ)台風などによる被害も補償対象となります。
また、補償期間がこの10月より、最長5年間しか組めなくなってしまいました。現行は10年、それ以前は35年の長期契約も可能でした。これは前述したように、近年の異常気象による被害が多くなったことが影響されています。今一度、ご自宅の火災保険を見直してみてください。