貯蓄から投資へ 中編
「失われた30年」
投資はするべきかどうか、の議論の前に、
本コラムでは再三お伝えしてきましたが、
平成元年(1989年)と31年(2019年)の
時価総額ランキングを見てみましょう。
さらに直近の時価総額ランキングは、
となります。
誰が見ても明らかです。
どうしてこのような状況に陥ったのでしょうか。
それは、日本人の投資に関する考え方が大きく影響
していると思います。
・損をする
・金融や投資の知識を持っていない
・価格の変動についていけない
・ギャンブルのようなもの
などといった意見が大半を占めています。
では、貯蓄は投資ではないのでしょうか。
銀行にお金を預けておけば、
ほとんど増えないが目減りはしないので
投資ではないと断言できますか!?
銀行は、どのように預金を増やしているのでしょうか。
企業や個人に貸付をして、その利子でお金を増やすだけでしょうか。
一般の銀行は国債を買い、日本銀行はその国債を銀行からで買い、
代金を銀行に支払っているのです。
これは立派な投資ではないでしょうか。
銀行や郵便局、JAにお金を預けておけば安心という神話は、
令和のこの時代でも続いています。
金融や投資の知識を持っていなければ、勉強すれば良いだけです。
価格の変動に神経を使うのが嫌だと言っていることが、
「失われた30年」を生み出してしまったかもしれません。
絶対に損をしない投資など、世の中にあるのでしょうか。
金融や投資の知識を持っていれば明白に理解できることです。
すべてが、投資=投機ではありません。
このように考えてみると、
少しずつですが不安が解消されていきませんか。
後編では、投資をするのであれば、
どのようなものがあるのかをご案内していきたいと思います。
おはようございます。
そうですね、教育にも責任があると思います。
先日の日経新聞を引用します。
アメリカイギリスオーストラリアはDCだけで大企業以上の退職金があります。
中でもオーストラリアは法人への義務化もしており1割を投資信託に入れるので、否が応でも増える可能性が高い。高校生にやっと金融教育スタートしてたら、また失われた40年50年になると思います