日本代表観戦記 2023.9.12トルコ戦(ドイツ戦後編)

ドイツ戦から10名の選手を入れ替えたトルコ戦メンバー

「日本代表のこれから」

ドイツとの激戦を勝利で飾った、日本代表(SAMURAI BLUE)は、
12日、ベルギーに移動、現地でトルコと対戦し、4−2で勝ち、
ヨーロッパでの国際親善試合を2連勝で終えた。

ドイツ戦から10名のメンバーを入れ替え、トルコ戦に臨み、
キックオフ直後から試合の主導権を握り、相手を終始圧倒した。
森保監督は試合後、
「より厚い選手層の中でより強いチーム、より勝つ確率を高められるチームを作っていこうと思っています」とコメントした。

新しい戦力も出てきました

ドイツ戦に戻ると、
前編でもご紹介した通り、日本はドイツに対して、リスペクトの気持ちを持って、
試合に臨んでいたが、リスペクトし過ぎることはなく、良い緊張感を持っていたと、
感じました。
昨季までドイツでプレーしていた、鎌田、遠藤両選手を始め、
イングランドで活躍する、三笘、冨安選手は、もはや世界基準に達していると
言っても過言ではないですが、プレーにおいて手を抜かず、謙虚さがありました。

一方、ドイツはどうだったでしょうか。
昨年のカタールW杯で浅野選手と並走する、ドイツ選手の振る舞いが物議を醸し、
今回も同選手が3点目の失点となった場面でボールを追いかけなかったことも
批判されていました。
かつてのドイツ代表選手では考えられなかったことです。

以前、このようなことを聞いたことがあります。
ドイツのチームで練習開始時刻までにクラブハウスへの入時間は、
日本人、1時間前
ドイツ人、30分前
ブラジル人、5分前
皮肉を込めての極端な表現かもしれませんが、
大きくは外れてはいないでしょう。

サッカー選手である前に、ひとりの人間として、
「謙虚さ」
「勤勉さ」
「適応力」
サッカー選手だからといって、すべてが完璧ではない。
まだまだ身に付けなければいけない教養や知識はたくさんある、
といったところでしょうか。
ドイツも含め、サッカー強豪国しかりです。

昨日行われた、ドイツvsフランスの国際親善試合で、
暫定監督となった、ルディ・フェラー氏の元、
ドイツはフランスに2−1で勝利。
来年自国開催される、ユーロの本大会に向けて、
新たなスタートを切りました。

以前もご紹介させて頂いた、大住良之氏のコラムです。
日本とドイツとのサッカー交流のスタートが書かれています。

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