日本代表観戦記 2024.2.3

PKを与えてしまった場面

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」

プロ野球、野村監督の名言です。
昨日のアジア杯のイラン戦は
まさに、この表現があてはまる試合内容でした。

普段は、サッカー専門家の方に試合内容を振り返り、
勝敗の行方、戦術面など、お任せしていますが、
今回は、少し私の口からお話をしたいと思います。

FIFAランクが示すとおり、昨日のイランとの戦いは、
アジアの真の王者を占うような素晴らしい試合でした。
日本のランクは17位、一方のイランは21位です。

イランサッカーのターニングポイントだった!?

日本が前半に守田選手のゴールで先制、
その後も前線からのチェックが行き届き、
高い位置からのハイプレスでボールを奪ったあとの展開も
素晴らしかったです。
前線の上田、前田両選手が躍動感があり、
2点目がいつ入るか、期待していました。
前半はそのまま、1-0で折り返し、後半を迎えました。

後半に入ると、
「あれっ、何だかおかしいぞ!?」
という場面が、随所で見られるようになりました。
それは、
「ボールの失い方」です。
マイボールから相手にボールを奪われるシーンは、
サッカーの試合では当たり前の光景ですが、
失い方が、とても雑に見えたからです。

「そこでヒールパスは必要なの!?」
「浮き球を使うかな!?」
「簡単に隣の味方に渡せばいいのでは!?」
などなど、前半とは打って変わって自分たちのミスから
イランのペースになっていきました。

追いつかれ、逆転された2失点は、
中盤のヒールパスを相手にカットされたことと、
GKからのフィードパスを相手ボールにされてしまったところから
イランの攻撃の起点とされてしまいました。
特にPKを献上してしまった2点目は、CB二人の浮き球処理のミスです。
当該選手を責めることはできませんが、猛省が必要かと思います。

アジア杯重要な試合ですが、ワールドカップの予選でなかったことが、
唯一の救いでしたね。

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