シニアライフプラン

シニアライフのプランの準備はできていますか!?
「人生100年時代」と言われていますが、2020年の簡易生命表を見てみますと、60歳時の平均余命は、男性が24.21年(84.21歳)、女性が29.46年(89.46歳)となっています(出典:厚生労働省)シニアライフは心配ですか!?という質問に対しては、約8割の方が心配と答え、多くの理由は年金や保険、金融資産が十分でないからとなっています。

具体的に見てみることにしましょう。夫婦の老後にかかる最低限の生活費は、住まいが持家か賃貸かにもよりますが、毎月約22万円と言われています。ゆとりのある老後にかかる生活費は約36万円です(出典:総務省)。

公的年金である老齢年金の1カ月の平均支給額は、夫婦で約22万ですので、生活費を賄うことが厳しい状況です。しかしながら、あくまでも現行のルールなので、この先、老齢年金が減少、支給開始時期が引き上げられる可能性も十分にあります。

それでは、今から考えておきたいシニアライフプランニングをご紹介します。シニアライフは、お金を4+1つに分けて考えてみるといいでしょう。4つは、生活する(衣食住に必要なお金)、病気や介護に備える(医療に必要なお金)、楽しむ(趣味や旅行などに必要なお金)、残す(大切な家族に残したいお金)です。

+1つは、当面使う予定がないお金をリスク許容度の範囲の中で運用し、増やしていくお金です。
お金は、色、形がすべて同じになりますので、使う目的や用途、保管する場所に分け、時には「お金に働いてもらう」ことも必要です。

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